有限会社サン・スマイル代表取締役 松浦智紀
松浦智紀

●なぜ自然食店を始めたか
昔から病弱だった母は、一般のお米や野菜を食べることができず、私が小学生のころから無農薬無化学肥料、堆肥のみ使用の産直野菜セットを定期購入していました。 その当時は全く食や農に興味がありませんで、中学高校ともっぱら陸上部と、ロックに浸る日々でしたが、 その中で、サラリーマン家庭に生まれた私が農業や食に興味を持ち出したのは高校生2年生の時。 きっかけは、母が生産者に書いた一枚の葉書でした。郵送前の手紙が台所に置いてあり、その手紙を何気なく見ました。内容は「いつも安心でおいしいお野菜をありがとうございます。おかげさまで家族みんな元気に過ごすことができています」といったものでした。
私は、この手紙を見て「こんなに直接、人に感謝される仕事があるのか」と衝撃と感動でした。
農業は素晴らしい仕事だ!と単純に思い、すぐに高校の先生に相談に行きました。
すると高校の担任は「農業したいという人はこの学校始まって以来初めて。先生もどうしてよいかわからないから、自分で考えなさい」と。
進学したいとは思っていたので、全国の農学部をリサーチしてみました。様々な特徴がある大学がありましたがその中で私が選んだのは熊本の阿蘇にある東海大学農学部。
そこには、自然農法等の研究をされている片野學教授がいらっしゃいました。環境保全型農業を信念とともに実践されている多くの生産者と大学が「モニター農家制度」という制度で繋がっており、さらには、学内に田畑の圃場、牧場、加工場などがすべてそろっており、多くの生産者に学び、想いを聞く機会を頂く事ができました。
サラリーマンになく、農の世界にある「農の豊かさとは?」と題したシンポジウムを信友と開催する等活動しておりました。卒業間近に諸般の事情から農業の道を諦めることとし、福岡県で無農薬(当時で言う(以下同じ))農産物の流通や、自然食品店を経営する会社に入社、流通の理想と現実に愕然とし、程なく退社し、故郷の埼玉に帰り、現在のサン・スマイルを設立するに至りました。 当時私が認識していた問題は
「無農薬や想いのある方の野菜は増えつつあるが、それを伝える(売る)人が少ない。」
「そしてそのような農産物が余っている。」
「生産者グループでは大手の言いなりにならざるを得ず価格面でも続けられない。」
「新規就農や無農薬栽培を行う人たちの多くは村八分」
「多くの方はイメージやファッションで無農薬農産物を買っている」等
それらの情報が一般に流れない「結び」がないということを認識していまいた。

流通業で大量の農産物を販売することはもちろん大切なことですが、当時の私の結論は一人ずつお客さんと話しながら、農の現状を、豊かさを伝えて元気に楽しく明るく健康に過ごせる普遍的なライフスタイルを共に考え、歩んで行き、多くの「結び」をつくりながら、ブームなどではない普遍的なことと認識していただく方を増やすしかないのではと思うに到りました。

といっても、当時は20代前半で情熱はあれど、現実も知らず、お金もなく、埼玉の実家に帰り居候しながら、母の力を借り、各地で勉強会の開催や、引き売りを5年ほど行い、その後現在の実店舗で営業を開始、現在に至ります。
店舗で表現するには結局は店主やスタッフが得た知識、経験、そして磨かれた分しか伝えることが出来ませんし、商品の品揃えもできない。サン・スマイルスタッフ一同、現在あまりに複雑になっている現代の食等の「商品代行購入業(仕入れ)」のプロとして自己認識しておりますので、日々自己の向上に努めております。

流通の仕事は大切ですが、私自身二度と流通はせず、一生を八百屋(自然食)の店で終えようと考えておりました。しかし、2001年の春に、北海道で無肥料自然栽培を行う秋場和弥氏との出会いがありました。 秋場氏の経営状態がひっ迫していることを聞き、なんとか力になれたらという思いから「ぎんてぼう」という白いんげん豆を全量(数トン)購入しました。

私の大学時代の卒業論文は無肥料自然栽培についてでしたが、そのような生産者との出会いは皆無で、秋場氏との出会いは衝撃的でした。

当店一店舗では数トンの白いんげん豆は販売できず、卸の道を探り、現在は商品数も増え卸は全国に行っております。
あれから十数年、多くの方に助けていただきご支援いただきまいた。

永続できないことが分かっている栽培や、消費が現在の一般です。田畑や、人的要素の永続性を求めて無肥料自然栽培の普及は急務で、マニアックでない現実であると確信しています。

●当店のコンセプトは「おいしいはしあわせ」
田畑の永続性や台所での永続性を追求して生まれた食を人間はおいしいと感じる感性を本来持ちあわせているという確信から、このコンセプトとなりました。単純にただ美味しいと感じるときは、素の笑顔になるものですし。(このフレーズは広島にあった「かぼちゃ畑」という自然食品店のかねもとみかさん(旧姓)から頂きました。)

永続性のある楽しく明るく元気な社会がさらに構築されますよう願っております。

そして、医・食・農の一致を目指し、日本指圧専門学校夜間部を卒業 、指圧医療従事者の国家資格を取得。

過去には4反ほど田んぼを借り3年間無肥料自然栽培でお米を栽培。
現在は会社から徒歩2分の場所で約1反の畑を借り無肥料自然栽培にて皆で楽しく耕作しています。

夢は ふるさと をつくること

詳しい 思いなどは、ぜひ『おしいいはしあわせ』 を見てください(^_^)


■趣味
はたけ 温泉 (ゴルフはしません)

■経歴
埼玉県富士見市生まれ。三芳町、大井町、上福岡市、育ち
現在ふじみ野市在住
なみき幼稚園卒園
大井町立東原小学校卒業
大井中学校入学
上福岡第一中学校卒業
川越初雁高校卒業
熊本県阿蘇の国立公園にある九州東海大学農学部農学科作物学研究室 卒業
( 自然農法有機栽培研究の第一人者 故片野學名誉教授)
学生時代は陸上部(主に駅伝)、農法研究愛好会、文化委員会委員長
サン・スマイル創業・設立

■資格など
農業改良普及員資格試験合格
大型特殊(農耕車に限る)  牽引免許(農耕車に限る)
あんま・マッサージ・指圧師 医療従事国家資格
学士(農学)

■役職など
有限会社サン・スマイル 代表取締役
nico 相談役
21世紀を担う若手の会 座長
一般社団法人 農福連携自然栽培パーティ全国協議会 理事
環境保全型農業技術研究会 幹事
一般社団法人農福連携自然栽培パーティ全国協議会(自然栽培パーティ) 理事

【過去の役職等】
指圧治療院 日本指圧ヒーリング 院長
特定非営利活動法人 木村秋則自然栽培に学ぶ会 理事
いのちと食 代表
元気な八百屋ゆうきの会 理事
特定非営利活動法人 全日本健康自然食品協会 埼玉支部長 NAFRES
nico 会長 (ニコ(和):Natural and Independent Cultivation Organization)
健康自然食品専門店の会 理事