サン・スマイル=想い 〜おいしいはしあわせ〜

〜 おいしいはしあわせ 〜

第四回 「シルシステム」

◎溢れる情報
現代はいたるところに多くの情報が飛び交い、その気になれば、 膨大な情報を、しかもスピーディに入手することが可能です。 たとえば「健康」とインターネットで検索すると0.02秒で約5億件の情報が出ます。 「知りたくても情報がない!」と嘆いていた時代から、 いくらでも手に入る情報から取捨選択できる時代に変わりました。 なにを選択するかは各人の責任といえますが、 そんなとき、実体験が元になっていれば、さらなる確信につながります。


◎入ってこない情報
しかし、現状では私たちは情報収集のほとんどをマスメディアに頼っています。 そのことを表す例が、青森県六ヶ所村に建設された核燃料再処理施設に関する情報でしょう。
この施設は、予定されている本稼動が始まれば、 通常の原発が一年で放出する放射能を一日で排出し、 その汚染は三陸沖を経由し千葉県の銚子沖まで及び、 数十年以上にわたり残留蓄積されていくといわれています。
農薬や食品添加物など、化学物質漬けが当たり前になっている日本の食事情において、 近い将来には放射能汚染までが一般的になるのでしょうか・・・。


◎マスコミ・国主導の情報
マスコミ主導とは思っていなくても、実際には大きな情報操作の上に私たちの日常があります。 農薬や食品添加物は厚生労働省が認可しているから安全? そう信じられるうちはいいと思います。 ただ、現場を見た瞬間から、その考えは一変することでしょう。

日本の人口は世界のたった2%に過ぎませんが、 わが国の農薬使用量(金額ベース)は、全世界の50%を超えています。 新たに使用禁止となる食品添加物も年々増えています。
少し厳しいかもしれませんが、 こうしたイノチの根幹につながる問題について知らずにいることは、 未来の子供達に対しての罪といえます。


◎自己責任においての情報
このような情報操作に、多くの人が気づかないのはなぜでしょうか。 人類史上最速の情報伝達を誇り、情報過多の現代において、 誰もが日々を忙しく過ごし、時間的にも情報処理能力は限界にありますから、 与えられた以上の情報を望む人が少ないというのも一因でしょう。

しかし、根本的な問題として、 人々が自立したり責任を取ったりということを避ける傾向があるようにも感じられます。
日本の敗戦後、「S27学校教育法・栄養改善法」「S29学校給食法」 「S36農業基本法」などが制定されました。 実はこれらの法律には深い関連性があり、 その結果、日本の教育、生活、食は、欧米化されたものに変わっていきました。 そして戦後の政策上もっとも重視されたといわれている 「自立できない日本人」づくりは、大成功しているように思えます。

口では「個性の時代」と言いながら、 ブランド品やメディアで紹介されたファッションに倣い、 豊かさの指標を金品に置いている人がどれだけ多いことでしょう。 結局は、国政とマスメディアによって私たちの暮らしや考え方の 根本が作り上げられているのです。

比較的自由なイメージのあるネットの世界においても、 SEO対策と言われるように、何らかの情報操作が行われています。 それについて全てが悪いとは言いません。 ただ、そのような視点も持って情報選択を していかなければならない時代であることは確かでしょう。


◎シルシステム(知るシステム)
「シルシステム」は造語です。 一人ひとりが実生活での体験をもとにそれぞれの「シルシステム」を構築し、 自らの選択を理由づけできることが大切です。 未来の子供達にどのような環境を伝えられるかは、 他の誰でもなく、自分自身の責任ですから。
現在、私自身の「シルシステム」の根幹は多くの方から寄せられる情報によるものです。 いただいた情報を参考にネットで調べたり、 さらに興味を持った場合は、書籍を購入したり知人に問い合わせたりもします。 このようなプロセスを経て、情報を自分自身のものにしていきます。

つまるところ、私たちは幸せな生活を送りたいだけなのですよね。 そのためには、もっと多くを知ってください。 知り、学び、経験することは、人との繋がりをつくり、 おいしい素材との出会いをもたらし、元気をもらうことができます。

多くを知ることが、結果的に幸せにつながっていくのです!


文責:サン・スマイル 松浦智紀