肥料をやりすぎると、植物の中でチッソ分が未消化の状態になってしまします。チッソ(窒素・ N )は、アミノ酸の原料です。そしてアミノ酸はタンパク質の原料になりますが、チッソ吸収が多すぎると、光合成が間に合わず、アマイド(未消化のアミノ酸)の生成につながるといわれています。未消化のチッソ分は亜硝酸ナトリウム(発色剤として使われる食品添加物と同じ物質)に変化し、人体内二級アミンと反応するとニトロソアミンという超発がん性物質を産生する恐れがあります。(放牧地の牛を観察していると、糞尿をした後に生育した窒素過多の青草は食べません。本能で避けていると考えられます)この点から言うと、肥料のやり過ぎは永続可能とはいえません。
植物性の肥料(油粕など)の多くは中国等海外から輸入されています。肥料(エネルギー)を輸入し、輸送にエネルギーを使用し二酸化炭素( CO2 )を大量に排出しなければ有機肥料を使うことが出来ことは、永続可能な農法とは言えません。
また、仮に日本中の農家がさらに有機肥料を使用することになれば、堆肥を作るために土手などから集めている草も取り合いとなってしまい、まったく足りなくなることでしょう。
以上のことから考えても、大量に有機肥料を施用する栽培は、環境や人に負担を強いる永続不可能な農法といえると思います。